何ともやるせない結末となった涼子三部作。
ただ、多くのファンの間では、紆余曲折を経ながらもその後二人は再会を果たし、一緒に暮らしている、
との希望的観測で意見が一致しているように見受けられます（あくまでも個人的な想像です。私は違う！
という人がいればゴメンなさい）。

彼らの後日談は、このあとに発売された『ルームメイトＷ〜ふたり〜』の中で、ほんの少しだけ語られて
いるそうですね。私はこの作品をプレイしていないんで詳しくは判らないんですが。

で、断片的な情報をつなぎ合わせると、どうやら涼子の渡米後も、二人の付き合いは続いている様子（も
のすごい遠恋･･･）。この作品の主人公の女の子が、テニス部の先輩・りえちゃんから聞いた話だそうで
す。
でも後日談はこれだけ。それにしても、涼子ちゃんが『伝説の先輩』とは･･･（笑）。



以下、妄想ノベルです。作品中の文書構成を非常に多く使っていますので、『パクリだ！』とかで荒れないでください。
また、ラストエンド以後のイメージを崩されたくない方は、お読みにならないようにお願いします。


2002年。世はサッカー・ワールドカップの余韻も残る７月のある土曜日の放課後。
駅前のモスバーガーでおしゃべりに花を咲かせている二人の高校生カップル、都立橘南高校に通う２年生
のサッカー部・小菅翔真と女子テニス部の三神凛子。

凜子『あ〜シェイク冷た〜い！生き返るぅ！やっぱ今年の夏も暑くなりそうね』
翔真「俺の熱い夏はワールドカップと共に終わったよ」
凜子『もう！今からなに燃え尽きてんのよ。翔クン、次の対抗戦近いんでしょ？』
翔真「来月だよ、遠征は。で、そっちはどうなんだ？地区予選、確か来週だったろ？」
凜子『そうなの。だから毎日もう大変！朝練とか延長とか、ずっと続いてて･･･』
翔真「まあ、夏休み前の大会ってのはどこの部でもそうさ」
凜子『そりゃそうだけど･･･。あっ、ねえねえ、さっきの話の続きなんだけど･･･』
翔真「ん？ああ、きのう学校に来たっていう、卒業生の先輩のことか？」
凛子『うん、そう。井上涼子さん。あたしから見たらテニス部の先輩にもなるわね』
翔真「確かアメリカ帰りとか言ってたよな」
凛子『そっ。先月日本に帰ってきたんだって。で、帰国の報告をしに学校に来たってわけ』
翔真「アメリカたぁ、また遠いな。留学かなんかだったのか？」
凛子『そうなの！よく分かったね。大学の二次志望受かってたのに、卒業してすぐにアメリカに留学した
　　　んだって』
翔真「えっ？マジ？合格ケってか？そりゃまたスゲェ」
凛子『でしょ！しかも日本は４年ぶりって言ってたわ。だから大学行ったのと一緒ね』
翔真「は？なんだぁ。４年って…その人いくつなんだ？」
凛子『え〜？女の人にふつうトシ聞く？』
翔真「じゃなくて、先輩ったってオレらからすればだいぶ先輩じゃないか」
凛子『そうよ〜、大先輩』
翔真「てことは、今年で22か3･･･」
凛子『もう！わざわざ数えないのっ！』
翔真「わっ！？いきなりアップになるな」
凛子『それよりも、その涼子先輩、すっごくキレいな人なの。あたし、職員室で会ったときもうビックリ
　　　しちゃった。何かのモデルかと思うくらい』
翔真「へぇ」
凛子『顧問の筧先生なんかあのコワモテでニヤニヤしちゃってさ。でも帰国子女って、やっぱり美人多
　　　いね』
翔真「高校卒業してからアメリカ行ったんだろ？それ、帰国子女って言うのかなぁ？」
凛子『いいの！美人には違いないんだから』
翔真「はいはい」
凛子『で、その後ね、筧先生が「井上をテニスコートまで案内してやれ」って言うから、あたし一緒に
　　　テニス部のクラブハウスとかコートを周ったんだよ』
翔真「そのときに『お話』できたんだ」
凛子『エヘヘ、そう。まさに役得ね。でね、涼子先輩、「懐かしい〜」の連発。スゴい美人で大人なの　
　　　に、まるで子供みたいな顔してお話しするの。なんかとってもカワイかった。そのあとベンチに座
　　　って、だいぶ長いことおしゃべりしたんだ』
翔真「へぇ、良かったじゃん」
凛子『うん！でもね、あっという間にテニス部のみんなが集まってきて…。男子なんか隣のコートからや
　　　ってくるのよ』
翔真「それでか。やっと納得したよ。な〜んか騒がしかったからなぁ。ウチの周りも。『ＴＶ局が来て撮
　　　影やってるぞー』とかなんとか」
凛子『ええっ？ＴＶ局？何それ？どうしてそんな話になるのかなぁ』
翔真「モデルのような美人テニス部ＯＧなんだろ？ウチ、テニス部強いからな。そりゃぁ勘違い野郎はみ
　　　んなそっちに頭行くさ。そっかぁ、そんな美人さんならオレも見に行きゃよかったなぁ･･･」
凛子『へへぇ、残念でした！』
翔真「でもその先輩、こんな真夏に大変だな。生活とか、仕事とか」
凛子『大丈夫よぉ。涼子先輩、もう日本での仕事は決めてるみたい。アメリカの学校で翻訳士の資格とっ
　　　たそうだし、それにTOEICスコアは920なんだって！』
翔真「は？翻訳士？スコア920！？すげぇ！なんだそれ！」
凛子『何言ってるの、あったり前じゃない。アメリカに4年もいて留学までしてたんだから、英語話せて当
　　　然でしょ』
翔真「う〜っ、なんなんだよ、それ･･･」
凛子『涼子先輩ね、こういった英語を生かした仕事につくのが夢だったんだって。でね、次は通訳の資格
　　　を取るって言ってた。これってとっても難しいらしいよ』
翔真「翻訳士に通訳･･･はぁ〜頭いて･･･」
凛子『ふふっ、翔クン、英語、大の苦手だもんねぇ〜』
翔真「いい！英語の話はするなぁ！」
凜子『あはは。わかったわ。英語はもうやめ。でもアメリカ帰りって響き、何だかかっこいいなぁ』
翔真「でもよ、家族ンとこに帰ってきたんなら、今頃ホッとしてるとこだろうな」
凜子『あれ？あたし言わなかったっけ？涼子先輩の家族、まだアメリカよ』
翔真「はぁ！？？」
凜子『ニューヨークに家があるんだって。先輩が高2の終わりころにお父さんの転勤決まったらしいから、
　　　もうかれこれ６年経つわね』
翔真「ちょっ、ちょっとまて！じゃあ何か？その先輩、家族のいるアメリカに行って、日本には一人で帰
　　　ってきたってことか！？」
凛子『そうよ』
翔真「そうよって、オマエさっき卒業してすぐにアメリカ行ったって言ったぞ。それじゃ転勤と受験と卒
　　　業の時期がカンペキにかぶるじゃねぇか」
凜子『うん。言った』
翔真「オマエ何か言ってることおかしくね？それじゃその先輩、卒業までどこにいたんだよ」
凛子『えへへ。聞きたい？』
翔真「･･･やっぱり。おかしいと思った。いつもの『とっときの話』か？」
凜子『いつものとは何よぉ。とってもステキな話なんだからね』
翔真「はいはい。んで？」
凛子『えっとね、涼子先輩の左手のクスリ指に指輪が光ってたの。あたし、気になったから聞いてみたん
　　　だ。その指輪のこと』
翔真「指輪？なぁんだ。結婚してたんか。それ早く言ってくれよ」
凛子『ち・が・う！結婚じゃないの！勝手に話を終わらせないでよ！』
翔真「は？違うって…じゃ何なんだよ」
凛子『涼子先輩、帰国と同時に日本で待ってた彼氏と婚約したんだって。だからあれってエンゲージリン
　　　グって言うんだよね？』
翔真「婚約？じゃ日本に彼氏いたんだ。すげぇ、超遠恋じゃん」
凛子『もう！マジメにちゃんと聞いてよ！これからがステキなのに！』
翔真「はい･･･ゴメン」
凛子『涼子先輩ね、お父さんの転勤決まった時、アメリカに行く家族と離れて一人で日本で過ごしたんだ
　　　って。でも一人暮らしじゃなくて、そのとき一緒に過ごした大学生のルームメイトがいて･･･』
翔真「ルームメイト？あのひとつ屋根の下ったやつか？」
凛子『うん。その人のお父さんの一軒家で、二人きりで。もちろん一人一部屋なんだけどね』
翔真「もしかして、婚約の相手って…」
凜子『そ。ルームメイトだったその男の人』
翔真「･･････まるでマンガだな、それ」
凜子『うん。あたしもびっくりしちゃった。だって女子高生が年上の男の人と一つ屋根の下よ。しかもあ
　　　たしたちと同じ学年で。ねえねえ、これって同棲になっちゃうのかな？』
翔真「う〜ん･･･同棲ってのは生々しいなぁ･･･せめて同居か居候って言った方がいいんじゃないか？」
凜子『あ、そっか。でもね、涼子先輩、その人と一緒に生活してても何の不安も心配もなかったんだっ　
　　　て。その彼ってすっごく優しい人で、とても親身になってくれてたらしいの』
翔真「･･･オマエ、ひょっとしてその話、夢中になって先輩にあれこれ聞いたのか？」
凜子『あ、ひっど〜い。そりゃ少しは聞いたけど、そんな根掘り葉掘りは聞いてないわよ』
翔真「ゴメン、変なこと言った。謝るよ」
凜子『ううん、いい。お話に夢中になったのは事実だし。だって涼子先輩、その彼のこと、すっごくキラ
　　　キラした眼をして話してくれたの。だからあたしも何だか引き込まれちゃったみたいな、そんな感
　　　じだった』
翔真「そっか。それで、どんな話をしてくれたんだ？」
凜子『えっとね、まず日本に残りたいってお父さんに直談判したところからかな』
翔真「直談判？」
凜子『うん。学校や友達と離れるのがイヤだから卒業と大学入試まで日本にいたいって言ったらしいの。
　　　涼子先輩、「今思えばとんでもないワガママだったなぁ」だって』
翔真「よくそれを許したもんだな。そのお父さんは」
凜子『そうよねぇ。娘一人日本に残すだけでも大変なのに、その居候先が涼子先輩にとって見ず知らずの
　　　男の人ン家なんだもん。驚いちゃった』
翔真「なんかすげぇ展開に入ってったなぁ。フツーあり得るか？そんなこと」
凜子『涼子先輩も強い人だなぁって思ったけど、ホント、お父さんもスゴい人だよね』
翔真「それで、ルームメイトの生活が始まったんだ」
凜子『うん、そう。でも一度アメリカの実家に戻ったことがあったんだって』
翔真「一度戻った？」
凜子『涼子先輩のお母さんが調子悪くなって、それで3年生になる直前にアメリカに一旦帰ったそうなの』
翔真「そりゃお母さんは気が気じゃないだろうさ、男親と違って。ん？でもこっちで卒業したってこと　
　　　は、また日本に帰ってきたってことか？」
凜子『そっ。10月頃に帰ってきて受験の準備に入ったんだって』
翔真「なんとまたそれは･･･。当然、彼氏の家でルームメイト、なんだろ？」
凜子『もちろん』
翔真「う〜ん。どう考えてもこの時点で恋人決定だな」
凜子『まあね。涼子先輩、彼と過ごしていくうちに本気で彼のことが好きになっちゃって、卒業後もずっ
　　　と一緒にいたいと思うようになったんだって』
翔真「ま、ふつうそうなっていくだろうなあ」
凛子『でも涼子先輩ね、卒業したあとの進路とか家庭の事情とかいろいろあって、本当にそれでいいのか
　　　な？ってすごく悩んだらしいの』
翔真「？」
凜子『だって、合格した大学は二次志望で本命じゃなかったし、それにアメリカのお母さんのこともある
　　　し』
翔真「あ･･･」
凜子『涼子先輩、結局卒業後日本を離れてアメリカに行くことにしたらしいんだ』
翔真「うわぁ、それじゃ残された彼氏はかわいそうだなぁ」
凛子『ううん、最終的にアメリカ行きの決心をつけさせてくれたのが彼なんだって』
翔真「えっ？」
凛子『彼もその時は大学生だったから、まだお互い大人にならないうちから夢や将来をなくしてしまわな
　　　いようにしようって･･･』
翔真「へぇ、かっこいいこと言うなぁ」
凜子『その彼ね、涼子先輩がアメリカで自分の夢をかなえて日本に帰ってくるまで待ってるからって言っ
　　　て、先輩を見送ってくれたらしいの』
翔真「すげぇ、年上の魅力全開じゃないか」
凛子『そうなの！で、涼子先輩、その間一度も日本に帰らずにアメリカで頑張って、彼も大学卒業して会
　　　社に勤めながら日本で涼子先輩をずっと待ってて…』
翔真「よく気持ち、切れなかったなぁ。二人とも」
凛子『もちろん、国際電話やメールや手紙なんかで連絡とるだろうけど、お互い会うこともなく想い続け
　　　るなんてスゴくない？しかも４年間よ、４年間！』
翔真「大人の恋ってやつだよ、それ。ドラマに出てくるような」
凛子『でしょ？』
翔真「それにホラ、オレらが簡単に経験できるようなもんでもないし」
凜子『ホントよねぇ。なんだか憧れちゃう。ああいう恋愛って』
翔真「って言ってもさ、そのときは先輩もオレらと同じ年だったんだろ？」
凛子『うん。それでも涼子先輩と話してると、やっぱ今のあたしたちよりずっとずっと大人だったんだっ
　　　て、思い知らされちゃった』
翔真「なんで？」
凛子『涼子先輩ね、こう言ったの。「アメリカ行くとき彼と離れ離れになるのがとても辛くて、アメリカ
　　　でも家族と一緒にいるのに悲しくてどうしようもなかった。でもこれを乗り越えられたらきっと大
　　　人になれる。だから精一杯頑張って誰もが認めてくれる大人になって、そして大人になった私を見
　　　てもらうために日本に帰ろう」って、その想いだけでアメリカの４年間を過ごしたんだって』
翔真「でもよ、離れて４年も経ってるんだぜ。人の心って変わっていくもんだと思うけどなぁ」
凛子『もう！相変わらずドライなんだから。でも･･･実際そうなのよね。普通はそう思うよね』
翔真「うん？」
凜子『だから涼子先輩ね、ずっと自分に言い聞かせてたんだって。「もし彼の心が私から離れてしまって
　　　いたとしても、自分はこれだけ頑張れたって自信で生きていける」って』
翔真「･･････」
凛子『でも日本の彼はちゃんと涼子先輩を待ってたわけでしょ？彼の方こそいつ会えるのか分かるわけで
　　　もないのに』
翔真「そうだな」
凛子『それって、彼も同じ想いでいたんだよね、きっと。遠くで頑張っている彼女の期待に応えようって
　　　･･･。忘れないように、気持ちが切れないようにって。こんなこと、本当に涼子先輩が好きじゃない
　　　とできないよね？』
翔真「ふぅ･･･なんてカップルだ。とてもかなわねぇ」
凜子『でしょ？もう、あたしその話聞いてとても感動しちゃって･･･』
翔真「凜子･･･？大丈夫か、オマエ？目ェ真っ赤だぞ」
凜子『え？あ…あれ？あはは･･･ヤダ。また泣けてきちゃった…。もっと話したいことたくさんあるのに』
翔真「もうやめとくか？オマエ、ちょっと限界越えかけてる」
凜子『ううん、大丈夫だから･･･聞いて。･･･でね、涼子先輩、成田空港に着いたときね…彼が迎えに来て
　　　いて･･･』
翔真「成田…あ、いい。もういい。話さなくていい。落ち着いてからでいいから。なんとなく分かる。こ
　　　れ以上話したら、オマエ、ここで号泣しそうだ。なっ」
凛子『うん･･･やっぱ･･･ダメ･･･みたい･･･ゴメン･･･』
翔真「オマエ、ほんっとにこういう話に弱いもんなあ」
凛子『･･･いいじゃん･･･だって･･･ステキなんだもん･･･』
翔真「感動の再会…か。想像するだけでまさに映画のワンシーンだな」
凛子『そう･･･だよね･･･』
翔真「でもよかったな。たくさんいい話してもらえて」
凜子『うん･･･あんなステキな女性（ひと）、ちょっといないね。綺麗で頭良くて･･･』
翔真「すっかりその先輩にホレ込んだみたいだな」
凜子『うん！あたしが男なら絶対好きになっちゃう』
翔真「それにしても、帰国してすぐ婚約ってのは絵になりすぎて困るなぁ」
凜子『ふふっ･･･翔クン、憧れるの？そういうの･･･』
翔真「だからそれは大人の恋だって。オレまだコドモ」
凜子『でも涼子先輩･･･すごく幸せそうだった』
翔真「そりゃそうさ。その彼氏も幸せモンだよ。で、どうだ？少しは落ち着いたか？」
凜子『うん。ありがと。あ！？そうそう！でね、あたし、涼子先輩に「結婚式はいつなんですか？」って
　　　きいてみたの！』
翔真「うぉっと！？オマエ…切り替え早すぎ！」
凛子『あのね、結婚式、今年の10月なんだって！あたし、行きたい！って言ったら、涼子先輩、連絡先教
　　　えてくれた！』
翔真「はぁ！？オマエ、それ、マジ！？」
凛子『もっちろん！涼子先輩まだケータイ持ってないから、今住んでいる彼ン家の電話番号だったよ』
翔真「あのなぁ･･･やることムチャクチャだよ･･･いくらなんでも」
凛子『いいじゃん。ちゃんと翔クンの話もしといたから、今度会うときちゃんと一緒についてきてよね。
　　　涼子先輩、「サッカーボーイの翔クン」に会ってみたいんだって』
翔真「えっ？オレ？まさかオレも行かなきゃなんないのか？」
凛子『ふ〜ん？さっきは会いたいって言ってたじゃない？オトコは美人テニス部ＯＧ、好きなんでし　　
　　　ょ？』
翔真「う･･･それは･･･だな」
凛子『いいの。もう会う約束はしてるんだから。それに、翔クンも涼子先輩や未来のダンナ様に会ってい
　　　ろいろ大人の人生経験なんか聞いてみたらいいかもよ』
翔真「…オマエ、もしかして、俺にそのダンナ様の生き様を求めてね？」
凛子『うん！だってかっこいいんだもん』
翔真「オイオイ、かんべんしてくれ〜」
凛子『それと帰り際にね、涼子先輩に、誰でも悔いのない恋をしたらきっと大人になれるから、あなたも
　　　頑張ってねって励まされちゃった』
翔真「あいにくだけど、オレまだコドモ！」
凛子『えへへっ、だぁ〜め！翔クンもちゃぁんと大人になって、あたしの「期待」に応えてね』
翔真「なんの期待だよ、それ」
凛子『もぉ〜、そんなの、女の子に言わせないの！』
翔真「はいはい･･･（でも卒業して遠恋にでもなったら･･･自信ねえなぁ･･･）」
凛子『ん？何か言った？』
翔真「いや、なんでもない･･･」