ローソクの性格診断

『ねえ、ちょっといいですか？』
「･･･ニヤニヤして。････かった、また性格診断だな？」
『おおっ、さすがに３回目ともなると、カンがいいですね』
「まぁ、付き合ってあげるから、早く済ませて」
『あ〜、そういう態度するなら、診断してあげない』
「･･･わ〜った、分かったって。ゴメン。ぜひ、涼子ちゃんに性格診断してほしいなぁ」
『･･･仕方ない、では！ここにケーキがあります。クリスマスケーキみたいな丸いケーキ』
「ふんふん」
『あなたはケーキにロウソクを立てます。さて、何本立てますか？』
「たくさん立てるな」
『あのね、ローソクって、その人の欲望の大きさを表すの』
「ええっ？じゃ、オレって欲望のカタマリ？」

『ケダモノ』

「げげっ！」
『な〜んて、ウソ。たくさんのローソクを立てる人はね、夢見がちなロマンチストなの』
「ロマンチストか･･･。ケダモノよりはマシだな」
『まだコドモだから、何でも欲しがるのね』
「う〜ん、ま、取りようによっては当たっている」
『あは。性格診断って、そういうものですよ』
「涼子ちゃんは、どれなの？」
『私は答えを知ってるから、どれって選べませんよ』
「それもそうか」
『･･･っと、じゃ、英語の予習をしないといけないから。部屋にいますね』


ＲＭ１に登場した性格診断の第三弾です。
ちなみに、１回目はコーヒーカップの持ち方、２回目は靴底の減り方でした。

シナリオでは涼子失恋事件の後に登場したかなり後半のエピソードなので、二人とも随分フランクな関係になっていることがわかります。
中でも『ケダモノ』の一言は、個人的に大ウケしたので選んでみました。